こんにちは。サーキットナビの運営者のソラです。
F1オーストラリアグランプリは、毎年シーズンの開幕を告げるレースとして世界中のF1ファンが注目するイベントです。会場はメルボルンのアルバート・パーク。都市の中心部からわずか3kmの公園内にある湖畔のサーキットで、コクチョウ(ブラックスワン)が泳ぐ湖を囲むようにF1マシンが疾走する光景は、他のどのGPにもない独特の美しさがあります。日本からの直行便があり、時差もわずか2時間と、海外GPの中では非常にアクセスしやすいのもポイントです。
ただ、初めてオーストラリアGPに行こうと思うと、チケットの種類が英語表記でわかりにくかったり、南半球なので3月が秋にあたることに気づかなかったり、傘の持ち込みが禁止されていたりと、事前に知っておきたいことがいくつかあります。私もメルボルンに行ったときは、天気の変わりやすさに驚いた記憶があります。
この記事では、F1オーストラリアGPのチケットの種類や価格、購入方法、日本からのアクセス、宿泊エリア、観戦当日の過ごし方、費用の目安まで、初めての方でも迷わず準備できるようにまとめました。
- 2026年オーストラリアGPの開催日程とアルバート・パークの特徴
- 全チケット種別の価格一覧と初心者におすすめの座席
- チケットの購入方法・日本からのアクセス・宿泊エリアの選び方
- メルボルンならではの楽しみ方と予算別の費用目安
オーストラリアGPの基本情報
まずはオーストラリアGPの基本情報を押さえておきましょう。2026年の開催日程やタイムテーブル、そして湖畔の美しいアルバート・パーク・サーキットの特徴を紹介します。
2026年の開催日程とタイムテーブル
2026年のF1オーストラリアグランプリは、2026年3月6日(金)〜8日(日)の3日間で開催されます。2026年シーズン全24戦中の第1戦(開幕戦)です。F1の新レギュレーションが導入される2026年シーズンの幕開けを飾るレースとして、例年以上の注目を集めています。
会場はメルボルン市内にあるアルバート・パーク・サーキット(Albert Park Grand Prix Circuit)。コース全長5.278km、全14コーナー、決勝は58周で行われます。2026年のオーストラリアGPではスプリントレースは開催されません。
| 日程 | セッション | 現地時間(AEDT) | 日本時間(JST) |
|---|---|---|---|
| 3月6日(金) | フリー走行1(FP1) | 12:30〜13:30 | 10:30〜11:30 |
| 3月6日(金) | フリー走行2(FP2) | 16:00〜17:00 | 14:00〜15:00 |
| 3月7日(土) | フリー走行3(FP3) | 12:30〜13:30 | 10:30〜11:30 |
| 3月7日(土) | 公式予選(Q1〜Q3) | 16:00〜17:00 | 14:00〜15:00 |
| 3月8日(日) | 決勝レース | 15:00〜(58周) | 13:00〜 |
オーストラリアGPの大きな魅力が日本との時差がわずか2時間という点です。3月のメルボルンはサマータイム(AEDT=UTC+11)が適用されており、日本(JST=UTC+9)より2時間先行しています。決勝は日本時間の13時スタートなので、日曜のお昼にリアルタイムで観戦できるのは、ヨーロッパGP(深夜放送)と比べると格段にありがたいですね。現地観戦でも時差ボケの心配がほぼありません。
ゲートオープンは金〜日曜が8:30頃(木曜は9:45)。F1セッションまで数時間の余裕があるので、サーキット内のファンゾーンやフードエリアをたっぷり楽しめます。
アルバート・パーク・サーキットの特徴と見どころ
アルバート・パーク・サーキットは、メルボルンCBD(中心業務地区)からわずか約3kmに位置する湖畔の公園内サーキットです。アルバート・パーク湖(人工湖)を取り囲むように周回する仮設コースで、レース非開催時は一般の公道・駐車場として市民に利用されています。湖にはメルボルン名物のコクチョウ(ブラックスワン)が泳ぎ、200種以上の鳥類が生息する自然豊かな公園の中をF1マシンが駆け抜けるという、世界でもユニークなロケーションです。
2022年に大規模な改修が行われ、サーキットは大きく生まれ変わりました。最大の変更点は旧ターン9-10のシケイン(ヘアピン)が撤去され、緩やかな高速コーナーに置き換えられたこと。これによりターン7からターン11にかけて約1.3kmのほぼ全開区間が生まれ、オーバーテイクの機会が大幅に増加しました。コーナー数は16から14に減少し、平均速度は約15km/h上昇、ラップタイムは約5秒短縮されています。
アルバート・パークの主要コーナー
- ターン1(ジョーンズ):オーストラリア人初のF1王者アラン・ジョーンズにちなんだ右コーナー。スタート直後の飛び込みはオーバーテイクの最大のチャンス
- ターン2(ブラバム):3度のF1王者ジャック・ブラバムの名を冠する高速左コーナー
- ターン6:2022年改修でコース幅が7.5m拡張され、通過速度が149km/hから219km/hに大幅アップ
- ターン9(旧シケイン撤去後):約290km/hで通過する高速左コーナー。5G近い横方向のGがかかる改修後のハイライト
- ターン13-14:最終セクション。ブレーキングでのオーバーテイクが狙えるポイント
ラップレコードは2024年にシャルル・ルクレール(フェラーリ)が記録した1分19秒813。改修後のハイスピードレイアウトを反映した高速タイムです。なお、2026年からはF1の新レギュレーションによりDRS(ドラッグ削減システム)が廃止され、代わりに「オーバーテイクモード」が導入されています。アルバート・パークでの検知ポイントはターン13出口の1箇所です。
オーストラリアGPはF1の歴史に残るドラマの舞台でもあります。2009年のブラウンGPのおとぎ話のようなデビュー1-2フィニッシュ、2016年のアロンソの時速300km超の大クラッシュからの奇跡の生還、2023年の3度の赤旗中断というF1新記録など、開幕戦ならではの波乱に満ちたレースが繰り返されてきました。レースデイの来場者は約13万人、4日間合計で約46万人と、F1でも屈指の動員を誇るGPです。
チケットの種類と価格【2026年版】
オーストラリアGPのチケットは「ジェネラル・アドミッション(自由席)」と「グランドスタンド(指定席)」に分かれます。他のGPと比べてGAの価格が非常にリーズナブルなのが特徴です。
ジェネラル・アドミッション(自由席)の価格と特徴
オーストラリアGPのジェネラル・アドミッション(GA)は、コース沿いの芝生エリアや土手から自由に場所を選んで観戦するチケットです。以下は2025年の実績に基づく価格帯です(出典:Australian Grand Prix公式サイト)。
| チケット種類 | 価格(AUD) | 日本円目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| GA 4日間通し券 | AUD 185〜250 | 約18,500〜25,000円 | 木〜日の全日程。最もお得 |
| GA 日曜単日券(決勝) | AUD 99〜135 | 約9,900〜13,500円 | 決勝のみ観戦 |
| GA 土曜単日券 | AUD 79〜99 | 約7,900〜9,900円 | FP3+予選 |
| GA 金曜単日券 | AUD 55〜69 | 約5,500〜6,900円 | FP1+FP2 |
| GA 木曜単日券 | AUD 49〜55 | 約4,900〜5,500円 | サポートレース・イベント |
4日間通し券がAUD 185〜(約18,500円〜)という価格は、F1全GPの中でもトップクラスのリーズナブルさです。シンガポールGPのZone 4 Walkabout(約38,000円)やイギリスGPのGA 3日間(約52,500円)と比べると、いかにお得かが分かりますね。早期購入のEarly Bird価格で買えばさらに安くなります。
GAでは折りたたみ椅子やピクニックシートの持ち込みがOKで、ソフトクーラーバッグに入れた飲食物の持ち込みも可能です(アルコール・ガラス瓶は不可)。コースのさまざまなポイントを自由に移動できるので、金曜に下見をして日曜のベストスポットを見つける戦略が有効です。
2026年のチケットは完売済み
2026年オーストラリアGPのチケットは公式販売で完売しています。購入を希望する場合は、公認リセラーやリセール市場での入手が選択肢になります。
グランドスタンド(指定席)の価格一覧
確実に良い視界を確保したい方は、グランドスタンド(指定席)がおすすめです。アルバート・パークのグランドスタンドにはF1レジェンドの名前が付けられたスタンドがあります。以下は4日間通し券の価格帯です(2025年実績ベース)。
| グランドスタンド | 価格(AUD) | 日本円目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| Pit Straight | AUD 600〜900 | 約60,000〜90,000円 | スタート/フィニッシュ正面。表彰台も見える |
| Turn 1(Jones Stand) | AUD 550〜800 | 約55,000〜80,000円 | 1コーナーの飛び込みバトル。最も人気 |
| Turn 11/12(Brabham Stand) | AUD 500〜750 | 約50,000〜75,000円 | 最終セクション。追い抜きが発生しやすい |
| Schumacher Stand | AUD 450〜650 | 約45,000〜65,000円 | ストレートの高速走行を間近で |
| Turn 3 | AUD 450〜650 | 約45,000〜65,000円 | 高速コーナー。マシンが近くを通過 |
| Turn 9/10(Fangio Stand) | AUD 400〜600 | 約40,000〜60,000円 | 改修後の高速区間。テクニカルな走りを観察 |
グランドスタンドの価格は座席の列(前方/後方)により変動します。前方の列はコースに近く迫力がありますが、後方の上段席はコース全体を見渡せるメリットも。好みに合わせて選びましょう。単日券(決勝日のみ)の場合、Turn 1で約AUD 250〜400(約25,000〜40,000円)程度が目安です。
初心者におすすめの座席はどこ?
予算や目的に合わせたおすすめを紹介します。
コスパ最強で開幕戦を体験 → GA 4日間通し券(AUD 185〜/約18,500円〜)
F1全GPの中でも最もリーズナブルなGAチケットです。折りたたみ椅子や食べ物の持ち込みもOKで、自由に移動しながらさまざまなコーナーから観戦できます。「まずはF1の雰囲気を体験してみたい」という初めての方には、これ以上コスパの良い選択肢はありません。
スタートの興奮を目の前で → Turn 1 Jones Stand(AUD 550〜/約55,000円〜)
オーストラリアGPで最も人気のグランドスタンドです。レーススタート直後のターン1は毎年のように波乱が起き、オーバーテイクも多発するポイント。開幕戦の1コーナーの飛び込みは、シーズンで最もエキサイティングな瞬間の1つです。
レース全体を把握したい → Pit Straight(AUD 600〜/約60,000円〜)
スタート/フィニッシュラインが正面に見え、ピットストップの様子や表彰台セレモニーも楽しめます。大型スクリーンも設置されているので、レース全体の流れを追いやすい席です。初めてのF1観戦で「何が起きているか」を把握しやすいのがメリットですね。
テクニカルな走りを堪能 → Turn 9/10 Fangio Stand(AUD 400〜/約40,000円〜)
2022年改修の目玉である高速セクションを正面から観戦できます。約290km/hで通過するマシンの迫力と、ドライバーのテクニックを間近で感じられるスタンドです。価格もグランドスタンドの中では比較的手頃ですよ。
座席選びについてもっと詳しく知りたい方は、F1の座席の選び方の記事もあわせてチェックしてみてください。
チケットの買い方
オーストラリアGPのチケット購入方法を解説します。公式サイトでの購入が基本ですが、完売時の選択肢も知っておくと安心です。
公式サイトでの購入手順
オーストラリアGPのチケットは、Australian Grand Prix Corporation(AGPC)公式サイト(grandprix.com.au)で購入するのが最も確実です。購入プロセスはTicketmasterと提携しており、Ticketmasterのプラットフォーム上で決済が行われます。
発売スケジュール
チケットは例年、前年の11月〜12月頃に販売が開始されます。前年購入者向けの先行販売(Priority Access)が先に行われ、その後にEarly Bird(早割)価格で一般販売が始まるのが通例です。事前にメール登録しておくと先行販売の案内が届きます。
購入の流れ
- ステップ1:grandprix.com.auにアクセスし、「Tickets」セクションへ
- ステップ2:日程(単日 or 4日間通し)と席種(GA / グランドスタンド)を選択
- ステップ3:Ticketmasterの決済ページで枚数を指定し、カートに追加
- ステップ4:アカウント作成またはログインし、クレジットカードで決済
- ステップ5:Eチケットがアカウントに紐付けられ、Ticketmasterアプリで受け取り
支払い通貨はオーストラリアドル(AUD)建て。チケットはモバイルチケット(Eチケット)形式で、Ticketmasterアプリにチケットが表示され、入場ゲートでQRコードをスキャンします。チケットは原則返金不可ですが、イベント中止の場合は全額返金されます(2020年のCOVID中止時に実績あり)。
Early Bird価格は通常価格より10〜20%安い傾向があるので、発売開始直後の早期購入がお得です。人気席(Turn 1、Pit Straight)は先行販売の時点で売り切れることもあるので、メール登録をお忘れなく。
チケットが買えなかったときの選択肢
公式サイトでチケットが完売していた場合でも、まだ手段は残っています。
まず確認したいのが、Motorsport Ticketsです。Motorsport Ticketsは複数のサーキットから公認を受けているチケットリセラーで、オーストラリアGPのチケットも取り扱っています。公式とは別の在庫枠を持っていることがあるため、公式で完売していても見つかる可能性があります。
各サーキット公認のチケットリセラー。オーストラリアGPを含む全GPに対応。公式サイトとは別枠の在庫でチケットを取り扱っています。
Motorsport Ticketsで探す※リンク先は英語サイトです
それでも見つからない場合は、StubHubでリセールチケットを探す方法があります。StubHubは世界最大級のチケットリセールプラットフォームで、FanProtect保証付きなので安心です。開幕戦のオーストラリアGPは人気が高く完売が早いので、リセール市場もチェックする価値があります。
世界最大級のチケットリセールサイト。FanProtect保証付きで、完売したオーストラリアGPチケットも見つかることがあります。
StubHubで探す※定価より高額になる場合があります
チケットの購入先ごとの手数料や安全性の比較については、F1チケット購入サイト比較で詳しく解説しています。
日本からのアクセス
日本からメルボルンへのフライト情報と、メルボルン市内からサーキットまでの移動手段を紹介します。時差わずか2時間、直行便ありと、海外GPの中でも抜群のアクセスのしやすさです。
メルボルンへのフライト情報
日本からメルボルンへは直行便が運航されています。カンタス航空が東京(羽田/成田)からメルボルンへの直行便を運航しており、所要時間は約10〜10.5時間。ヨーロッパGPの15時間以上と比べると、移動の負担がかなり軽いのが魅力です。
| ルート | 航空会社 | 所要時間 | 往復費用の目安 |
|---|---|---|---|
| 羽田 → メルボルン(直行) | カンタス航空 | 約10〜10.5時間 | 約12〜20万円 |
| 羽田 → シンガポール → メルボルン | シンガポール航空 | 約14〜16時間 | 約8〜15万円 |
| 羽田 → クアラルンプール → メルボルン | マレーシア航空/エアアジアX | 約15〜18時間 | 約7〜13万円 |
直行便なら約10時間、時差2時間と、海外GPの中では最もアクセスしやすいGPの1つです。大阪(関西)からの直行便は限定的ですが、シンガポールやクアラルンプール経由の乗り継ぎ便なら比較的安価に移動できます。3月はオーストラリアの秋口にあたり、航空券は夏のピーク期ほど高くないため、早期予約(3〜6ヶ月前)で直行便10〜15万円程度が目安ですね。
メルボルン市内からサーキットへの行き方
アルバート・パーク・サーキットはメルボルンCBDからわずか約3km。トラム(路面電車)が最もおすすめの移動手段です。
トラム(最もおすすめ)
メルボルンのトラムは世界最大級の路面電車ネットワークで、市内を縦横に走っています。GP期間中はCBDからアルバート・パークへのシャトルトラムが増発され、GPチケット保持者はトラムが無料で利用できます(近年の恒例施策)。CBDからサーキットまで約15〜20分、ピーク時は1〜2分間隔で運行されるので待ち時間も少ないです。
2026年からは新設のAnzac Station(鉄道駅)も利用可能になり、サーキットのゲート5まで徒歩約8分でアクセスできます。
徒歩
CBDのフリンダース・ストリート駅から徒歩約40〜50分(約3.5km)。天気の良い日はメルボルンの街並みを楽しみながら歩くのも気持ちいいですよ。多くの観客が徒歩でサーキットに向かいます。
空港からの移動
メルボルン空港(タラマリン MEL)からCBDへはSkyBus(空港バス)が24時間運行しており、約30〜40分でサザンクロス駅に到着。料金は片道AUD 20〜22(約2,000〜2,200円)です。タクシーやUberならAUD 55〜75(約5,500〜7,500円)程度。メルボルン空港には鉄道が接続していないので、SkyBusが最もポピュラーな移動手段です。
メルボルンの交通Tips
- mykiカード:メルボルンの公共交通ICカード。トラム・電車・バス共通で使える。空港のSkyBusカウンターやコンビニで購入可能(カード代AUD 6)
- Free Tram Zone:CBD内のトラムは無料(ただしアルバート・パークは無料ゾーン外)
- アルバートパーク内に一般駐車場はなし:公共交通機関の利用が必須です
宿泊ガイド
メルボルン市内の宿泊エリアと相場を紹介します。サーキットがCBDの至近にあるため、市内のほとんどのホテルからアクセスが良好です。
おすすめの宿泊エリアと相場
| 宿泊エリア | サーキットまで | GP期間中の相場(1泊) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| メルボルンCBD | トラム15〜20分 | 25,000〜50,000円+ | 最も便利。飲食・観光の拠点に最適 |
| サウスメルボルン | 徒歩10〜20分 | 25,000〜45,000円 | サーキットに最も近い。静かな住宅街 |
| サウスヤラ | 徒歩20〜30分 | 25,000〜45,000円 | おしゃれなカフェ街。South Yarra駅あり |
| セントキルダ | トラム10〜15分 | 18,000〜38,000円 | ビーチ沿い。カジュアルで飲食店豊富 |
メルボルンCBDが最もおすすめのベースキャンプです。交通の便が最も良く、SkyBusの到着地点(サザンクロス駅)にも近いため、空港からのアクセスもスムーズ。飲食店・ショッピング・ナイトライフも充実しており、GP以外の時間も退屈しません。メルボルンは「オーストラリアのカフェ文化の首都」とも呼ばれ、世界トップクラスのコーヒーが楽しめる街です。
セントキルダはコスパ重視の方におすすめ。ビーチ沿いのカジュアルな雰囲気で、バックパッカー向けのホステルから中級ホテルまで幅広い選択肢があります。サーキット南側へのアクセスも良好で、CBDより若干安い価格帯でメルボルンのビーチ文化を楽しめるのが魅力ですね。
サウスメルボルンはサーキットに最も近いエリアですが、ホテルの数は少なくサービスアパートメントが中心。早期予約できれば徒歩でサーキットに通える最強の立地です。
ホテル予約のコツ
メルボルンのホテルはGP期間中に1.5〜3倍に高騰します。特にCBDの人気ホテルは早期に満室になります。
チケットの発売開始(前年11〜12月)と同時にホテルも予約するのが鉄則です。3ヶ月前を切ると選択肢が激減し、価格も急上昇します。GP期間中は2〜3泊以上のみ受付というホテルも多いので注意してください。
戦略は他のGPと同じく、Booking.comやExpediaでキャンセル無料プランを仮押さえです。メルボルンはAirbnbの物件も豊富で、キッチン付きのアパートメントならホテルよりコスパが良い場合があります。特にグループ旅行なら一棟貸しがおすすめ。
サービスアパートメント(Quest、Adina、Mantra等)もメルボルンでは人気の宿泊形態です。キッチン・洗濯機付きで長期滞在に便利。GP期間中でもAUD 200〜400/泊(約20,000〜40,000円)程度で見つかります。
観戦当日の過ごし方
チケットとアクセスが確保できたら、あとはメルボルンGPを楽しむだけ。サーキット内の施設やエンターテインメント、持ち物のポイントを紹介します。
サーキット内の施設とエンターテインメント
オーストラリアGPは「フェスティバル」と呼ぶにふさわしい総合エンターテインメントイベントです。レース以外にもライブコンサート、フードフェスティバル、ファンゾーンが充実しており、1日中飽きることがありません。
最大の目玉がライブコンサートです。2026年はRita Ora、Basement Jaxx、Duke Dumontがヘッドライナーとして出演。チケット保有者は追加料金なしで楽しめます。Lakesideステージで17時頃からスタートし、F1セッション後にサーキット内で音楽を楽しめる設計になっています。
食事については、Melbourne Junctionがメインのフード&ホスピタリティエリアです。メルボルンの人気レストランのポップアップ出店があり、イタリアン、ギリシャ、メキシカン、BBQなど多国籍な料理が揃います。メルボルンはオーストラリアの食文化の中心地でもあるので、サーキット内のフードもクオリティが高いのが嬉しいポイントですね。
Melbourne Walkはドライバーやチームスタッフがパドックに向かう通路で、ファンがドライバーを間近で見られる人気スポット。サイン会やドライバーとの遭遇チャンスもあります。
オーストラリアGPならではの雰囲気
- フレンドリーでカジュアルな雰囲気が特徴。ヨーロッパのGPと比べてリラックスした空気感で、初めてのF1観戦に最適と評される
- メルボルンは「オーストラリアのスポーツの首都」。全豪オープン、メルボルンカップ、AFLの本拠地で、スポーツファンの熱量が高い
- 開幕戦のワクワク感。新シーズンの始まりを現地で体験できる特別感がある
- 公園内サーキットなので、木々や湖の自然の中でF1を楽しめるユニークな体験
持ち物と服装のポイント
3月のメルボルンは南半球の秋の入口にあたります。日中の最高気温は20〜26度、朝晩の最低気温は12〜15度と、日本の3月よりやや暖かい程度。ただしメルボルンは「1日に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいのが最大の特徴です。晴れていても突然にわか雨が降り、風が吹いて一気に気温が下がることも珍しくありません。
服装はレイヤリング(重ね着)が基本です。Tシャツ、薄手の長袖、パーカーやジャケットの3層構成がおすすめ。日中晴れた時はTシャツで快適ですが、風が出てきたらジャケットを羽織れるようにしておきましょう。
傘の持ち込みは禁止です
オーストラリアGPでは傘の持ち込みが禁止されています(他の観客の視界を遮るため)。雨対策にはレインコートやポンチョを必ず持参してください。
持ち物チェックリスト
- 必須:スマートフォン(チケット表示用)、モバイルバッテリー、日焼け止め(SPF50+推奨)、帽子/サングラス、レインコート/ポンチョ、薄手のジャケット
- GA観戦なら:折りたたみ椅子、ピクニックシート、ソフトクーラーバッグに入れた飲食物
- あると便利:リユーザブルウォーターボトル(場内に給水ステーションあり)、現金(AUD)、mykiカード
- 持ち込みNG:傘、アルコール飲料、ガラス瓶、ドローン、大型バッグ
日焼け対策は特に重要です。オーストラリアは南極のオゾンホールの影響で紫外線が非常に強く、3月でも油断するとあっという間に日焼けします。SPF50+の日焼け止めは必携。帽子とサングラスも忘れずに。
オーストラリア訪問の基本情報
- ETA(電子渡航認証):日本国籍者はETA必須。AUD 20、公式アプリからのみ申請可能。有効期間12ヶ月
- 通貨:オーストラリアドル(AUD)。キャッシュレスが非常に進んでおり、ほぼカード決済可能
- 電圧:230V、Iタイプ(ハの字型3ピン。変換プラグが必要)
- チップ:基本的に不要。良いサービスへの任意のチップは10〜15%程度
- 水道水:安全に飲める
- 時差:日本の-2時間(3月はサマータイム AEDT)
費用の目安
最後に、日本からオーストラリアGPに行く場合の総費用をプラン別にまとめました。
プラン別の総費用まとめ
東京発・3泊5日を想定した、予算別の総費用をまとめます。
| 項目 | 節約プラン | スタンダードプラン | ゆとりプラン |
|---|---|---|---|
| 航空券(往復) | 80,000円(経由便) | 150,000円(直行便) | 250,000円(プレミアムエコノミー) |
| チケット代 | 18,500円(GA 4日間) | 55,000円(Turn 1 GS 4日間) | 90,000円(Pit Straight 4日間) |
| 宿泊費(3泊) | 15,000円(ホステル) | 75,000円(CBD 3つ星) | 150,000円(CBD 4-5つ星) |
| 交通費 | 5,000円(SkyBus+トラム無料) | 8,000円 | 15,000円(タクシー含む) |
| 食費・雑費(4日間) | 15,000円 | 30,000円 | 60,000円 |
| その他(ETA等) | 3,000円 | 5,000円 | 15,000円 |
| 合計 | 約137,000円 | 約323,000円 | 約580,000円 |
節約すれば約14万円から、スタンダードなプランで約32万円でオーストラリアGP観戦が可能です。これは今回紹介している海外GPの中で最もリーズナブルな水準です。GAチケットの安さ(約18,500円〜)、直行便の手頃さ(約10〜15万円)、そしてトラム無料の交通施策が大きく貢献しています。
メルボルンはGP以外の観光も充実しています。GP前後にグレートオーシャンロード(車で2〜3時間、十二使徒の奇岩群が絶景)やフィリップ島のペンギンパレード(世界最大のリトルペンギンコロニー)に足を延ばすのもおすすめ。メルボルン市内では、ホージアレーンのストリートアート、クイーンビクトリアマーケット、そして世界トップクラスのカフェ文化を楽しめます。
F1観戦の費用について詳しく知りたい方は、F1観戦の費用まとめの記事もあわせてご覧ください。
オーストラリアGPは、F1シーズンの幕開けを飾る特別なレースです。時差わずか2時間、直行便で約10時間、チケットは約18,500円からと、海外GPの中では最もハードルが低い旅先の1つ。メルボルンの美しい公園を舞台に、湖畔をF1マシンが駆け抜け、コクチョウが優雅に泳ぐ横でライブコンサートが盛り上がる。フレンドリーなオージーファンに囲まれてF1シーズンの開幕を現地で迎える体験は、きっとあなたにとって忘れられない旅になるはずです。この記事が、あなたのオーストラリアGP観戦の第一歩になれば嬉しいです。
コメント
コメント一覧 (1件)
[…] 3月末 / オーストラリアGP […]