F1ベルギーGP観戦ガイド|チケット・座席・費用を徹底解説

こんにちは。サーキットナビの運営者のソラです。

ソラ
✅本記事の著者 ソラ
  • F1海外GPを複数回現地観戦した経験あり
  • 海外旅行好きでF1をきっかけに年数回渡航
  • チケットの買い方や観戦情報を発信中

F1ベルギーGPのチケットの買い方や座席の選び方、観戦にかかる費用について気になっていませんか。ベルギーGPの舞台であるスパ・フランコルシャンは、F1ファンから「世界で最も美しいサーキット」と称される特別な場所です。全長7kmを超えるF1最長のコース、標高差102mのダイナミックな地形、そして伝説のオー・ルージュ。多くのドライバーやファンが「一度は行くべきGP」として挙げる理由がここにあります。

ただ、スパ・フランコルシャンはブリュッセルから約140km離れたアルデンヌの森の中にあり、アクセスには少し工夫が必要です。また、7月なのに気温が20度前後と涼しく、サーキットの一方では晴れているのに反対側では豪雨が降るという「スパ・ウェザー」の洗礼を受けることも珍しくありません。私もスパに行ったときは、朝は肌寒くてジャケットを着ていたのに昼には半袖、そして午後にはスコールというスパらしい1日を体験しました。

さらに、2027年以降はバルセロナとの交互開催に移行するため、スパでのベルギーGPがますます貴重になります。この記事では、F1ベルギーGPの開催日程やサーキットの特徴、チケットの種類と価格、購入方法、日本からのアクセスや宿泊エリア、キャンプ場情報、観戦当日の過ごし方、そして費用の目安まで、初めての方でも安心して準備できるようにまとめました。

  • ベルギーGPの開催日程と伝説のスパ・フランコルシャンの魅力
  • GoldからBronze自由席まで全座席の価格一覧とおすすめ
  • チケットの購入方法・日本からのアクセス・キャンプ場情報
  • スパの天候対策と予算別の費用目安

ベルギーGPの基本情報

まずはベルギーGPの基本情報を押さえておきましょう。1925年初開催という長い歴史と、F1カレンダー最長のスパ・フランコルシャンの特徴を紹介します。

2026年の開催日程とタイムテーブル

F1ベルギーグランプリの正式名称は「Formula 1 Moët & Chandon Belgian Grand Prix」です。1925年にスパ・フランコルシャンで初開催され、F1世界選手権には1950年の初年度から参加している、F1で最も歴史あるレースの1つです。

2026年のベルギーGPはシーズン第12戦として、7月17日(金)〜19日(日)の3日間で開催されます。スプリントレースの開催はありません。なお、2027年以降はバルセロナ=カタルーニャGPとの交互開催に移行することが決まっており、今後6シーズン中スパでの開催は4回(2026年、2027年、2029年、2031年)になります。つまり、毎年スパでF1を観られる保証がなくなるため、2026年の開催は例年以上に貴重です。

日程セッション現地時間(CEST)日本時間(JST)
7月17日(金)フリー走行1(FP1)13:30〜14:3020:30〜21:30
7月17日(金)フリー走行2(FP2)17:00〜18:00翌0:00〜1:00
7月18日(土)フリー走行3(FP3)12:30〜13:3019:30〜20:30
7月18日(土)公式予選(Q1〜Q3)16:00〜17:0023:00〜翌0:00
7月19日(日)決勝レース15:00〜(44周)22:00〜

日本との時差は7時間(夏時間CEST=UTC+2)で、決勝は日本時間22時スタート。リアルタイム視聴も可能な時間帯です。コース全長が7.004kmと長いため、決勝は44周と他のGPに比べて少なめですが、レース距離は308kmとしっかりあります。週末合計の来場者数は約38〜40万人と、F1でも屈指の動員を誇るGPです。

スパ・フランコルシャンの特徴と見どころ

スパ・フランコルシャン(Circuit de Spa-Francorchamps)は、ベルギー東部ワロン地域のアルデンヌ地方、スタヴロの町に隣接する常設サーキットです。F1ドライバーの多くが「お気に入りのサーキット」として名前を挙げる、特別な場所です。

項目詳細
コース全長7.004 km(F1カレンダー最長)
コーナー数19
決勝周回数44周(308.1 km)
標高差約102 m(F1最大級)
DRSゾーン2箇所(ケメルストレート+ホームストレート)
収容人数グランドスタンド約26,000〜29,000席(GA含め週末計約38万人)

スパの象徴は、なんといっても「オー・ルージュ/ラディヨン(Eau Rouge / Raidillon)」です。谷底から丘の頂上へ、最大勾配15%を左-右-左と高速で駆け上がるこの複合コーナーは、世界で最も有名なF1コーナーと言えるでしょう。「オー・ルージュ」は近くを流れる鉄分で赤く染まった小川の名前、「ラディヨン」は「急な坂」という意味のフランス語です。ここをフルスロットルで通過できるかどうかが、ドライバーの技量と勇気の証とされています。

スパ・フランコルシャンの主要コーナー

  • ラ・ソース(ターン1):スタート直後のヘアピン。レースオープニングの激しいブレーキング勝負が見もの
  • オー・ルージュ/ラディヨン:世界で最も有名なコーナー。勾配15%を高速で駆け上がる
  • ケメルストレート:約1.05kmの長いストレート。DRSゾーンで主要オーバーテイクポイント
  • レ・コンブ:ケメルストレート終端の高速ブレーキングゾーン
  • プーオン:高速ダブルレフト。スパ名物の天然鉱泉に由来する名前
  • ブランシモン:約300km/hで通過する高速左コーナー
  • バスストップシケイン:最終コーナー。かつてこの場所にバス停があったことが名前の由来

もう1つの大きな特徴が「スパ・ウェザー」です。コースが7kmと長いため、サーキットの一方では晴れているのに反対側では豪雨が降るという状況が頻繁に発生します。2021年には豪雨のためセーフティカー先導で2周のみのF1史上最短レースとなり、2025年も決勝日に豪雨で赤旗中断がありました。この予測不能な天候がスパのレースに毎年ドラマを生んでいます。

2022年には約8,000万ユーロの大規模改修が行われ、ラディヨンに4,600席の新グランドスタンドが建設されたほか、安全性向上のためのグラベルトラップ復活やランオフエリアの拡大が実施されました。2000年のハッキネン対シューマッハの伝説的ダブルオーバーテイクや、1992年のシューマッハのF1初優勝など、F1史に残る名場面を数多く生んできたサーキットです。

チケットの種類と価格【2026年版】

スパ・フランコルシャンにはGold・Silver・Bronze(GA自由席)の3カテゴリと、スパ名物のキャンプ場チケットがあります。オー・ルージュ周辺の人気席は早期に完売するため、早めの購入がおすすめです。

GoldからBronze自由席まで全座席の価格一覧

スパ・フランコルシャンの座席はGold(プレミアム)、Silver(中価格帯)、Bronze(GA自由席)の3カテゴリに分かれています。Goldスタンドの多くは屋根付きで、「スパ・ウェザー」への備えにもなります。

カテゴリスタンド名3日券(EUR)日本円目安特徴
GoldGold 1(Pit)€879約141,000円スタート/表彰台が見える唯一のスタンド。屋根付き
GoldGold 6(Chicane)€699約112,000円最終シケイン。315→65km/hの急減速。屋根付き
GoldGold 7 Bis/Ter€659約105,000円ラ・ソース付近。スタート攻防
GoldGold 2(GP2)完売オー・ルージュの壮大なビュー。屋根付き
GoldGold 3(Eau Rouge)完売「F1最高のスタンドの1つ」。屋根付き
SilverSilver 2(Fan Zone)€639約102,000円オー・ルージュ底部。ファンゾーン隣接
SilverSilver 3(Pouhon)€579約93,000円高速ダブルレフト。屋根付き
その他Speed Corner€459約73,000円ターン9出口
その他Blanchimont 17-27€329約53,000円17-27歳限定。300km/h超の高速コーナー
Bronze(GA)自由席€259約41,000円芝生エリアから自由に観戦。スパはGA観戦の聖地

※1ユーロ ≒ 約160円で換算(為替変動あり)。公式サイトでは初回注文時に€15の管理手数料が加算されます。

スパのBronze(GA自由席)は€259(約41,000円)で、F1の中でも最も充実したGA観戦体験が楽しめると評されています。ハンガロリンクと同様にスパも丘陵地帯に位置しているため、芝生の高台からコースの広い範囲を見渡せます。人気のGAスポットはオー・ルージュ内側の丘、ケメルストレート沿い、プーオン入口の高台など。ただし、良い場所は早朝から場所取りが必要で、レース日は朝5:30には人気スポットが埋まるとも言われています。

注目したいのがBlanchimont 17-27というユニークなチケット。これは17〜27歳限定のグランドスタンドで、€329(約53,000円)という手頃な価格で300km/h超のブランシモンコーナーを間近に体験できます。若い世代のF1ファンにとって嬉しい選択肢ですね。

2026年は人気スタンドが既に完売

2026年4月時点で、Gold 2、Gold 3、Gold 4、Gold 7、Gold 8、Fanzone Grandstandが完売しています。特にオー・ルージュ周辺のGold 2〜4は毎年早期に売り切れる傾向があります。来年以降の検討者は発売直後の購入を強くおすすめします。

VIP・ホスピタリティとパドッククラブ

スパ・フランコルシャンのVIPホスピタリティは、アルデンヌの自然の中で楽しむラグジュアリーな体験です。オー・ルージュを見下ろすロケーションでのプレミアムな食事やシャンパンは、他のGPにはない特別感があります。

パッケージ価格(3日間/EUR)主な内容
Loge Boxes – Eau Rouge€2,095Gold 3上部。飲食・テラス付き。オー・ルージュの絶景
Champions Club – Eau Rouge€3,300Hotel de l’Eau Rougeでのホスピタリティ。パドックアクセス
Champions Club – Tower€3,500タワーからの360度ビュー。パドックアクセス
Paddock Club€5,000ピットレーン上方。最高級の食事・ドリンク込み。ピットレーンウォーク

Champions Club – Eau Rougeは€3,300で、オー・ルージュを見下ろすHotel de l’Eau Rougeでのプレミアム体験。パドックへのアクセスやガイド付きトラックツアーも含まれています。F1 Experiencesの日本語ページからも購入できます。

パドッククラブ(€5,000)はピットレーン直上からのバードアイビューに加え、ミシュラン級の料理、シャンパンを含むフリーフローのドリンク、ピットレーンウォーク、元F1ドライバーのトークセッションなどが含まれる最上級の体験です。

初心者におすすめの座席はどこ?

予算や目的に合わせたおすすめを紹介します。

スタートと表彰台を目の前で → Gold 1 Pit(€879/約141,000円)

スタート/フィニッシュラインが正面に見え、表彰台セレモニーが見えるのはスパではこのスタンドだけです。ピットレーンの活動も観察でき、レース全体の流れを把握しやすい王道の席。屋根付きなのでスパ・ウェザーにも安心です。

オー・ルージュを体感 → Silver 2 Fan Zone(€639/約102,000円)

Gold 2〜4(オー・ルージュ周辺)が完売している2026年、オー・ルージュを間近に体験できる現実的な選択肢がこちらです。オー・ルージュ底部に位置し、マシンが谷底から頭上へ駆け上がっていく迫力を体感できます。ファンゾーンに隣接しているのでエンターテインメントも楽しめますよ。

コスパ重視でスパを満喫 → Bronze GA自由席(€259/約41,000円)

スパはGA観戦の聖地とも呼ばれています。丘陵地帯の地形を活かして、さまざまなポイントからF1マシンを見渡せます。プーオン入口の高台、ケメルストレート沿い、オー・ルージュ内側の丘が人気スポット。ただし屋根や座席はないため、防水の靴とレインジャケット、折りたたみ椅子やブランケットは必須です。

若い世代に → Blanchimont 17-27(€329/約53,000円)

17〜27歳限定のグランドスタンド。300km/h超でブランシモンを通過するマシンを間近で体験できます。若者向けの手頃な価格設定が嬉しいですね。

座席選びについてもっと詳しく知りたい方は、F1の座席の選び方の記事もあわせてチェックしてみてください。

チケットの買い方

ベルギーGPのチケットは公式サイトでの購入が基本です。毎年38万人以上が訪れる人気GPのため、早期購入がカギになります。

公式サイトでの購入手順

ベルギーGPのチケットは、公式チケットサイトspagrandprix.com または belgium.gp)で購入するのが最も確実です。通貨はユーロ(EUR)建てで、クレジットカードで決済できます。チケットはEチケット(デジタル形式)で、6月1日以降にメールで配信されます。

購入の流れ

  • ステップ1:spagrandprix.com または belgium.gp にアクセス
  • ステップ2:希望のカテゴリ(Gold/Silver/Bronze)とスタンドを選択
  • ステップ3:枚数を指定してカートに追加(初回注文に€15の管理手数料)
  • ステップ4:アカウント作成(またはログイン)し、クレジットカードで決済
  • ステップ5:Eチケットが6月1日以降にメールで届く

チケットの販売は例年、前年の秋頃にスタートします。ベルギーGPは週末合計38万人以上が訪れる人気GPで、オー・ルージュ周辺のGold席は発売後数週間〜数ヶ月で完売する傾向があります。2026年4月時点でGold 2、3、4、7が既に完売していることからも、早期購入の重要性がわかりますね。

キャンプ場チケットは入場券とは別売りなので、キャンプ泊を検討している方はチケットとあわせて早めに予約しましょう。駐車場も事前予約制(約€25)です。

チケットの購入方法を詳しく知りたい方は、F1チケットの買い方 完全ガイドも参考にしてみてください。

チケットが買えなかったときの選択肢

公式サイトでチケットが完売していた場合でも、まだ手段は残っています。

まず確認したいのが、Motorsport Ticketsです。Motorsport Ticketsは複数のサーキットから公認を受けているチケットリセラーで、ベルギーGPのGA・グランドスタンド・キャンプ場・駐車場まで幅広く取り扱っています。公式とは別の在庫枠を持っていることがあるため、公式で完売していても見つかる可能性があります。宿泊付きパッケージ(£362〜)もあるので、ホテルとセットで手配したい方にも便利です。

公式完売でもチケットが見つかるかも

各サーキット公認のチケットリセラー。ベルギーGPを含む全GPに対応。キャンプ場やホテル付きパッケージもあります。

Motorsport Ticketsで探す

※リンク先は英語サイトです

それでも見つからない場合は、StubHubでリセールチケットを探す方法があります。StubHubは世界最大級のチケットリセールプラットフォームで、FanProtect保証付きなので安心です。特にオー・ルージュ周辺のGold席など、公式で完売した人気スタンドのチケットが出品されていることがあります。ただし、リセール市場のため正規価格より高額になる傾向がある点はご注意ください。

どうしても行きたいなら

世界最大級のチケットリセールサイト。FanProtect保証付きで、完売したベルギーGPチケットも見つかることがあります。

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※定価より高額になる場合があります

チケットの購入先ごとの手数料や安全性の比較については、F1チケット購入サイト比較で詳しく解説しています。

日本からのアクセス

日本からブリュッセルへのフライト情報と、空港からアルデンヌの森にあるサーキットへの移動手段を紹介します。ANA直行便がある点は大きなメリットです。

ブリュッセルへのフライト情報

ベルギーGPへの玄関口はブリュッセル国際空港(BRU)です。日本からはANAが成田→ブリュッセルの直行便を週2便(水・土)運航しており、所要時間は往路約14時間10〜20分です。

ルート航空会社所要時間往復費用の目安
成田 → ブリュッセル(直行)ANA約14時間約15〜22万円
成田 → イスタンブール → ブリュッセルターキッシュエアラインズ約17〜20時間約10〜15万円
羽田 → フランクフルト → ブリュッセルルフトハンザ/ANA約15〜18時間約12〜18万円
成田 → アムステルダム → ブリュッセルKLM約14〜17時間約12〜18万円

最もおすすめはANAの直行便です。乗り継ぎなしでブリュッセルに到着でき、ANAマイルも貯まります。週2便と便数は少ないので早めの予約が重要です。コスパ重視なら、ターキッシュエアラインズ(イスタンブール経由)が便数が多く手頃。フランクフルト経由やアムステルダム経由なら、ブリュッセルまで列車で移動(約3時間/2時間)してヨーロッパ鉄道旅を楽しむ選択肢もあります。

もう1つの選択肢として、デュッセルドルフ空港(DUS)着もあります。ANAの直行便があり、デュッセルドルフからサーキットまではブリュッセルとほぼ同じ距離(約150km)です。

空港からサーキットへの行き方

スパ・フランコルシャンはブリュッセルから約140km、アルデンヌ地方の森の中に位置しています。都市型サーキットと違い、アクセスにはやや時間がかかりますが、複数の移動手段が用意されています。

電車 + シャトルバス(おすすめ)

ブリュッセル中央駅からヴェルヴィエ中央駅まで電車で約1.5〜2時間。GP開催期間中は電車の40%割引チケット(イベントトレインチケット)が利用できます。ヴェルヴィエからサーキットまでは有料シャトルバスが運行しており(1日€10、週末€30)、約20〜35分で到着。バスを降りてからラ・ソース入口まで徒歩約15分です。

シティシャトル

公式のシティシャトルバスがブリュッセル(南駅/北駅)のほか、リエージュ、アントワープ、アーヘン(独)、ケルン(独)、マーストリヒト(蘭)などから運行されています。料金は€65/日で、朝9時頃着・夜7時頃発のスケジュール。

レンタカー

最も自由度が高い移動手段です。ブリュッセルからサーキットまで約1時間40分。駐車場は事前予約必須(約€25)で、当日購入はできません。レース日は周辺道路が非常に混雑するため、早朝の出発がおすすめです。ヨーロッパはマニュアル車が多いので、AT車を予約する場合は早めに指定しましょう。

スパへのアクセスTips

  • 電車の40%割引チケットがお得。SNCB(ベルギー国鉄)のサイトで事前購入可能
  • キャンプ泊なら渋滞知らず。サーキット隣接のキャンプ場に泊まれば、交通の心配は不要
  • レース日の渋滞は深刻。レンタカーの場合は午前7時前に到着するくらいの余裕を

宿泊ガイド

スパ周辺の宿泊エリアとスパ名物のキャンプ場を紹介します。キャンプ場はベルギーGPならではの体験で、多くのファンが選ぶ宿泊形態です。

おすすめの宿泊エリアとキャンプ場

宿泊エリアサーキットまでGP期間中の相場(1泊)特徴
キャンプ場(サーキット隣接)徒歩圏テント€150〜200/3泊スパの名物。渋滞回避。フェスの雰囲気
スタヴロ約5km15,000〜40,000円サーキット最寄りの町
スパ市内約10km15,000〜40,000円温泉の町。B&Bが充実
ヴェルヴィエ約20km10,000〜30,000円電車駅あり。交通便利
リエージュ約50km8,000〜25,000円ベルギー第3の都市。選択肢豊富
アーヘン(独)約68km8,000〜25,000円ドイツ側。割安

ベルギーGPならではの体験がキャンプ場泊です。サーキット隣接の公式キャンプ場は音楽フェスのような雰囲気で、世界中から集まったF1ファンと交流できる特別な空間。木曜の朝8時にオープンし、レース翌月曜の11時まで滞在できます。

スパの公式キャンプ場

  • Green Camping:最大・最も人気。パーティー系の雰囲気。深夜まで音楽・花火・ポップアップバー。オランダ人のフェルスタッペンファンが多く夜通し盛り上がる
  • Yellow Camping:ファミリー向け。静かで落ち着いた雰囲気。パン屋・レストランが近い
  • Young Village:17-27歳限定。DJステージあり。€120/人
  • Camping Masta:リラックス系。ラ・ソースから徒歩45分とやや遠い

キャンプ泊の最大のメリットは、レース日の深刻な渋滞を完全に回避できることです。サーキットまで徒歩でアクセスでき、レース後も慌てて帰る必要がありません。グランピング(設営済みテント+寝具付き)も€760〜980で用意されているので、テントを持っていない方でも安心です。

ホテル泊の場合は、ヴェルヴィエが電車駅があり交通面で便利。アーヘン(ドイツ)はドイツ側のためホテル価格がベルギーより割安な穴場です。リエージュはベルギー第3の都市で選択肢が豊富。夜はバルでベルギービールを楽しめますよ。

ホテル予約のコツ

スパ周辺のホテルはGP期間中に通常の2〜3倍に高騰します。サーキット至近のスタヴロやスパ市内は選択肢が限られるため、特に早期予約が重要です。

チケットの発売開始(前年秋頃)と同時にホテルも予約するのが鉄則。Booking.comでキャンセル無料プランを仮押さえしておきましょう。キャンプ場も人気で数ヶ月前に完売するため、こちらも早めの確保がおすすめです。

スパ周辺はベルギーの田舎で宿泊施設の数が限られています。予算を抑えたい場合は、少し離れたリエージュやアーヘンを拠点にしてシャトルバスや電車で通う方法が現実的です。Airbnbの物件はスパ周辺にも多く、キッチン付きのコテージやシャレーがベルギーらしい雰囲気で楽しめますよ。

観戦当日の過ごし方

サーキット内のファンゾーンやエンターテインメント情報と、スパ名物の変わりやすい天候への対策を紹介します。

サーキット内の施設とエンターテインメント

スパ・フランコルシャンにはGP期間中、オー・ルージュ手前のエリアにF1ファンゾーンが設置されます。メインステージでのライブコンサート(2026年はDimitri Vegas、Henri PFR、MATTNなどが出演予定)、レーシングシミュレーター、ピットストップチャレンジ、ドライバーのサイン会やファンイベントなどが楽しめます。

食事はフードスタンドが各所に出店しており、ベルギー名物のフリッツ(ベルギーフライ)やワッフルはもちろん、さまざまな料理が揃います。サーキット内ではベルギービールも豊富に販売されており、1,500種類以上を誇るベルギーのビール文化を体感できます。ただし、アルコールのサーキットへの持ち込みは禁止されているのでご注意ください(キャンプ場内では可)。

入場ゲートは4つあり、ラ・ソース入口とステール入口が主要グランドスタンド・ファンゾーンへの最寄りです。開場は金〜日曜の朝6時。Bronze(GA)の場合、レース日は良い場所を確保するために早朝からの入場がおすすめです。

スパ周辺のおすすめ観光スポット

  • テルム・ド・スパ(温泉):「Spa」という言葉の語源となった町。ミネラル豊富な温泉でレースの疲れを癒す
  • オー・ファンニュ自然公園:ベルギー最大の自然保護区。ハイキングやサイクリングが楽しめる
  • デュルビュイ:「世界一小さな町」。ジビエ料理と地ビールの名所(車で約1時間)
  • オルヴァル修道院:トラピストビールの醸造所。見学可能(車で約1.5時間)
  • スタヴロ修道院:サーキット博物館を含む3つの博物館

持ち物・服装とスパの天候対策

7月中旬のスパは日中の平均最高気温が23度前後と、日本の真夏と比べるとかなり涼しいです。夜間は12度まで下がることもあります。そして最大の注意点が、月に16日も雨が降る「スパ・ウェザー」です。

スパ・ウェザーへの備えは最重要

スパ・フランコルシャンは「1日に四季がある」と言われるほど天候が変わりやすいサーキットです。コースが全長7kmと長いため、一方では晴れて他方では豪雨という状況が日常的に発生します。レインジャケットと防水靴は必ず持参してください。傘よりも上着型の雨具がおすすめです(丘の上は風が強い)。

持ち物チェックリスト

  • 必須:スマートフォン(Eチケット表示用)、モバイルバッテリー、レインジャケット/ポンチョ(最重要)、防水靴/ブーツ
  • 重ね着:Tシャツ+長袖シャツ+ジャケットの3層構成。朝晩と日中の気温差が大きい
  • Bronze(GA)なら:折りたたみ椅子/ブランケット、防水のレジャーシート
  • 晴れ対策も:日焼け止め、帽子、サングラス(晴れた場合は日差しが強い)
  • あると便利:カメラ、リユーザブルウォーターボトル、現金(ユーロ)

スパでは「晴れと雨の両方に備える」のが鉄則です。朝は肌寒くてジャケット、昼は晴れて半袖、午後にスコールでレインジャケット——私もまさにこのパターンを経験しました。Bronze(GA)エリアは芝生の上で観戦するため、雨が降るとぬかるみます。防水の靴は本当に持っていってよかったと思いますよ。

ベルギー訪問の基本情報

  • ビザ:日本人は90日以内の観光ならビザ不要(シェンゲン協定)。パスポート残存6ヶ月以上必要
  • 通貨:ユーロ(EUR)。クレジットカード(Visa/Mastercard)広く使える
  • 言語:スパ周辺はフランス語圏。サーキット内やホテルでは英語も通じる
  • 電圧:230V、Cタイプ(丸ピン2本。変換プラグが必要)
  • チップ:義務ではない。レストランで5〜10%程度が目安
  • 治安:アルデンヌ地方は田舎で安全。ブリュッセルではスリに注意

費用の目安

最後に、日本からベルギーGPに行く場合の総費用をプラン別にまとめました。キャンプ泊を選べばかなりコストを抑えられます。

ベルギーGP観戦のプラン別総費用まとめ

東京発・3泊5日を想定した、予算別の総費用をまとめます。

項目節約プランスタンダードプランゆとりプラン
航空券(往復)100,000円(乗り継ぎ便)180,000円(ANA直行便)300,000円(ビジネスクラス)
チケット代(3日券)41,000円(Bronze GA)93,000円(Silver 3)141,000円(Gold 1)
宿泊費(3泊)30,000円(キャンプ場)60,000円(ヴェルヴィエ3つ星)120,000円(スパ高級B&B)
交通費10,000円(電車+バス)15,000円30,000円(レンタカー)
食費・雑費(4日分)20,000円40,000円70,000円
その他(保険・SIM等)10,000円15,000円20,000円
合計約211,000円約403,000円約681,000円

節約すれば約21万円から、スタンダードで約40万円でベルギーGP観戦が可能です。キャンプ泊を選べばホテルの約1/2〜1/3のコストで済み、しかもスパならではのフェスティバル的な体験がついてきます。

ベルギーはビール大国であり、チョコレートの国でもあります。GP前後にブリュッセルのグランプラスを訪れたり、ゴディバやノイハウスなどの高級チョコレートを楽しんだり、地元のバルで1,500種類以上あるベルギービールを味わったりと、F1以外の楽しみも盛りだくさん。ブリュッセルからはパリ(Thalys高速列車で約1.5時間)やアムステルダム(約2時間)にも日帰りできるので、ヨーロッパ周遊旅行との組み合わせもおすすめです。

F1観戦の費用について詳しく知りたい方は、F1観戦の費用まとめの記事もあわせてご覧ください。

ベルギーGPは、F1ファンなら一度は訪れたい聖地です。全長7km超のF1最長コース、標高差102mのダイナミックな地形、谷底から丘へ駆け上がるオー・ルージュ、そして予測不能な「スパ・ウェザー」。アルデンヌの森に囲まれた「世界で最も美しいサーキット」は、テレビ画面では伝わりきらない迫力と美しさがあります。キャンプ場で世界中のF1ファンと夜通し語り合い、翌朝のレースに備える。そんな体験ができるのは、スパだけ。2027年以降は隔年開催になりますので、行けるチャンスは大切にしてください。この記事が、あなたのベルギーGP観戦の第一歩になれば嬉しいです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • […] キャンプ — ヨーロッパGPでは伝統的な宿泊スタイルで、シルバーストン、スパ、レッドブルリンク、ハンガロリンクなど9以上のサーキットでキャンプが可能です。最もコスパの良い宿泊方法で、サーキットに隣接しているため移動時間もゼロ。F1ファン同士のフェスティバルのような雰囲気も魅力です。スパのキャンプ場はテント持ち込みで€50〜、グランピングで€300〜と、周辺ホテル(1泊€139〜246)より大幅に安くなります。 […]

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