こんにちは。サーキットナビのソラです。
F1チケットのVIP席って具体的に何がついてくるの?パドッククラブは110万円するけど、それだけの価値があるのか。V1やV2は一般席の上位だけど、何が違うのか。西エリアの自由席は安いけど、ちゃんと楽しめるのか。座席指定ってどうやるの。このあたりの疑問、全部まとめて答えます。
鈴鹿サーキットの席種は2026年に新設席も加わって選択肢がかなり増えました。正直、公式サイトの情報だけだと違いがわかりにくいので、実際のサービス内容や体験談も交えながら、予算と目的に合った席の選び方を解説します。
座席選びの基本はF1の座席の選び方で、チケットの買い方はF1チケットの買い方ガイドでまとめているので、あわせてどうぞ。
- パドッククラブやVIPスイートの具体的な内容と料金がわかる
- 西エリア券で見られるコーナーと注意点がわかる
- 座席図からピンポイントで席を選ぶ方法がわかる
- 予算別のおすすめ席がわかる
F1チケットのVIP席にはどんな種類がある?
F1のVIP席は「パドッククラブ」「VIPスイート」「VIPラウンジ」の3タイプ。料金も内容もかなり違うので、まずは全体像を把握しましょう。
パドッククラブで体験できること
F1のVIP体験の最高峰がパドッククラブです。鈴鹿では2026年の料金が1,100,000円(税込・3日間通し)。高いのは間違いないですが、含まれるサービスもそれなりにすごいです。
ピットビルの2階、つまりガレージの真上にあるラウンジから観戦できます。食事はDO&CO社によるファインダイニングで、朝のペストリーからグルメランチ、終日フリードリンク(シャンパン、プレミアムスピリッツ、ビール)まで。毎レースに350名以上のシェフが帯同するという規模です。
食事以外の体験も充実しています。ピットレーンウォークは毎日実施で、ガレージの中を間近で見学できます。パドックアクセスは鈴鹿では3日間で1回のみですが、通常の観戦では絶対に入れないエリアです。ドライバーのトークセッションやQ&A、F1チャンピオンシップトロフィーとの撮影機会もあります。
体験者の感想を見ると「人生に一度は行くべき」「食事はホテルビュッフェ以上」という声が多い一方で、「ドライバーとのサイン会は2022年以降なくなった」「パドック見学が1回だけなのは物足りない」という声もあります。110万円の価値があるかは人によりますが、F1の裏側を体験できる唯一のチケットという意味では替えが利かない席です。
パドッククラブは鈴鹿の場合MobilityStationから直接購入できます。海外GPならF1 ExperiencesやMotorsport Tickets経由でも買えます。海外GPの相場は約4,700〜15,000ドルで、モナコやラスベガスが最も高く、アゼルバイジャンあたりが比較的安めです。
鈴鹿のVIPスイートとRed Bull Front Row
パドッククラブほどの予算はないけど、食事付きの快適な観戦がしたいという場合はVIPスイートがあります。グランドスタンド最上部(4階・5階)の総ガラス張りラウンジで、地上25m超の高さから1コーナーからシケインまで見渡せます。
| VIP席 | 料金(2026年・税込) | 含まれるもの | パドックアクセス |
|---|---|---|---|
| パドッククラブ | 1,100,000円 | ファインダイニング、フリードリンク、ピットウォーク、ドライバーQ&A | あり(3日で1回) |
| VIPスイート5階 | 700,000円 | ブレックファスト、プレミアムランチ、フリードリンク、ティータイム | なし |
| VIPスイート4階 | 600,000円 | 同上 | なし |
| Red Bull Front Row | 500,000〜670,000円 | 食事ビュッフェ、フリードリンク、名古屋駅バス送迎 | なし |
VIPスイートとパドッククラブの最大の違いは、ピットウォークとパドックアクセスの有無です。VIPスイートは「快適な環境で食事しながら観戦する」に特化した席で、F1の裏側体験はありません。Red Bull Front RowはNIPPOコーナーでのレッドブルブランドのVIPラウンジ体験で、JTBスポーツ経由のツアー形式。バス送迎付きなのでアクセスの心配がないのがメリットです。
費用全体の見通しはF1観戦の費用まとめを参考にしてください。
V1席とV2席はVIPではないけど特別な席
V1席とV2席は「VIP」とついていませんが、鈴鹿のグランドスタンド(メインストレート沿い)の一般指定席としては最上位に位置します。スタート、ゴール、ピット作業、表彰式が目の前で見られる唯一の一般席です。
| 席種 | 位置 | 料金(2026年) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| V2席 | グランドスタンド上段 | 105,000〜147,000円 | 見晴らし抜群。コース全体を把握しやすい。写真撮影向き |
| V1席 | グランドスタンド下段 | 94,000〜98,000円 | ピットに最も近い。臨場感は最高だがフェンスが視界に入る席あり |
V1はピット作業を「間近で」見たい人向け、V2は「俯瞰で」見たい人向け。どちらもF1の象徴的なシーンが全部見られるので、予算に余裕があるなら一度は座ってほしい席です。ただし争奪戦で数分で完売するので、取り方のコツはF1チケットの取り方を読んでおいてください。
F1チケットで西エリアを選ぶ理由と注意点
VIP席とは対極にある西エリア券。18,000円で3日間楽しめる自由席ですが、知っておくべきことがあります。
西エリア券で見られるコーナーと歩き方
西エリア券は鈴鹿の西コース側、つまりデグナーからヘアピン、スプーン、130R、シケインまでを自由に移動しながら観戦できるチケットです。鈴鹿の名物コーナーの大半が西コースに集中しているので、見どころは多いです。
金曜はスプーンの土手から迫力あるブレーキングを見て、土曜はヘアピンの低速バトルを楽しんで、日曜はPエリアで130R出口からシケイン進入を狙う。こういう3日間の楽しみ方ができるのは西エリアだけです。Pエリアは1周で2回同じマシンが通過するポイントなので、お得感もあります。
ただし、GPスクエア(メインエリア)から西エリアの最奥まで徒歩40〜60分かかります。運動靴は必須。行ったり来たりするのは現実的ではないので、1日のうちに見るポイントをある程度絞っておくのがコツです。
西エリアの場所取りと持ち物のコツ
西エリアは自由席なので、良い場所で見たいなら早い者勝ちです。スプーンの土手上段や、金網がかぶらないポジションは朝一番に到着した人から埋まっていきます。レジャーシートを敷いて場所を確保するスタイルが一般的です。
決勝日(日曜)が最も混雑するので、日曜に良い場所を確保したいなら開門と同時に西エリアに向かってください。金曜のフリー走行は比較的空いています。
西エリアの持ち物リスト: レジャーシート、折りたたみクッション、FMラジオ(実況を聞くため)、帽子、日焼け止め、虫よけ、雨具(屋根がない)、飲み物と軽食、運動靴。詳しくはF1観戦の持ち物リストを。
2026年に新設された仮設指定席という選択肢
「西エリアの自由席は場所取りが不安」という声に応えてか、2026年から西コース側に仮設の指定席がいくつか新設されました。
| 席種 | 位置 | 料金(2026年) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| O席 | 西ストレート | 22,000円 | 高速走行が正面から見られる。最安の指定席 |
| G-5席 | 立体交差 | 28,000円 | 東西コースの交差ポイント |
| M席 | スプーンカーブ | 28,000円 | 鈴鹿の名物コーナーを指定席で |
| P席 | シケイン入口 | 28,000円 | 130R出口からシケインの飛び込み |
| Q1席 | シケイン | 52,600円 | 最終コーナーからメインストレートへ |
O席(22,000円)は西エリア券(18,000円)とほぼ同じ価格帯で、場所取り不要の指定席が手に入ります。西エリアの雰囲気は味わいたいけど、朝から場所取りレースに参加する気力がないという方にはちょうどいい選択肢ですね。
F1チケットの座席指定で失敗しない選び方
2024年からMobilityStationでピンポイントの座席指定ができるようになりました。これを使いこなすかどうかで、観戦体験がかなり変わります。
座席図からピンポイントで席を選ぶ方法
MobilityStationでチケットを購入するとき、指定席は座席図(シートマップ)が表示されて、そこから具体的な「○ブロック○列○番」を選べます。これは2024年に導入された比較的新しい機能で、以前はブロック指定のみでした。
鈴鹿サーキットの公式サイトでは各席からの360度カメラ画像や走行動画が公開されています。販売開始前にこれを見て、狙いの席番号を3〜5つ決めておくのがコツ。購入画面に入ってからの制限時間は30分しかないので、そこで初めて席を探し始めると時間が足りなくなります。
一般的に、上段(後方列)ほどコース全体を見渡せて写真も撮りやすい。下段(前方列)ほどマシンに近くて迫力がありますが、金網やフェンスが視界に入りやすい。席によっては電柱やポールが被る「ハズレ席」もあるので、ファンサイトのレビューも参考にするといいです。チケットの取り方はF1チケットの取り方で詳しく書いています。
予算別のおすすめ席と選び方の基準
最後に、予算別のおすすめ席を整理します。
| 予算 | おすすめ席 | こんな人向け |
|---|---|---|
| 〜2万円 | 西エリア券(18,000円)、O席(22,000円) | コスパ重視。自由に動きたい。初観戦でまず雰囲気を掴みたい |
| 3〜5万円 | D席(31,600円〜)、G-4席(22,000円〜)、M席・P席(28,000円) | 指定席で安心して観戦したい。迫力あるコーナーで見たい |
| 5〜10万円 | B2席、Q1席(52,600円)、V1席(94,000円〜) | 人気コーナーやメインストレートを確保したい |
| 10〜15万円 | V2席(105,000〜147,000円) | 最高の見晴らし。スタート・ゴール・表彰式を全部見たい |
| 50万円〜 | Red Bull Front Row、VIPスイート | 食事付きの快適空間でゆったり観戦したい |
| 100万円〜 | パドッククラブ(1,100,000円) | F1の裏側を体験したい。一生に一度の特別な体験 |
迷ったらD席かC席が「価格と見え方のバランスが良い」と多くの経験者が推しています。S字コーナーの迫力とコース全体の見通しが両立する、いわゆる「ハズレなし」の席です。
費用全体の見積もりはF1観戦の費用まとめで、チケットを安く買う方法はF1チケットを安く買う方法でまとめています。
F1チケットのVIP席と座席選びまとめ
F1チケットのVIP席は、パドッククラブ(110万円・F1の裏側体験)、VIPスイート(60〜70万円・快適観戦+食事)、Red Bull Front Row(50〜67万円・ツアー形式)の3タイプ。V1・V2はVIPではないけれど、メインストレートの特等席として別格の体験ができます。
予算を抑えたいなら西エリア券(18,000円)のコスパはダントツ。場所取りの手間はあるけれど、3日間で複数のコーナーを自由に回れる楽しさは他の席にはありません。2026年から新設された仮設指定席(O席・M席・P席など)は、西エリアの良さと指定席の安心感を両立する面白い選択肢です。
座席指定はMobilityStationの座席図からピンポイントで選べます。公式の360度カメラで見え方を確認し、販売開始前に候補を決めておくのが鉄則です。