F1日本GP観戦ガイド|チケット・座席・アクセス完全版

こんにちは。サーキットナビの運営者のソラです。

ソラ
✅本記事の著者 ソラ
  • F1海外GPを複数回現地観戦した経験あり
  • 海外旅行好きでF1をきっかけに年数回渡航
  • チケットの買い方や観戦情報を発信中

F1日本グランプリは、日本で唯一開催されるF1レースです。三重県の鈴鹿サーキットで毎年行われていて、日本人にとって最もアクセスしやすいF1グランプリですね。初めてF1を現地で観たいと考えたとき、まず候補に挙がるのがこの日本GPではないでしょうか。

ただ、いざ行こうと思っても、チケットの種類が多すぎてどれを選べばいいのかわからない、発売日や買い方がよくわからない、アクセスや宿泊はどうすればいいのか、と疑問が次々に出てくるかなと思います。私も初めて鈴鹿に行ったときは、席選びだけで何日も悩みましたし、宿泊先の予約が遅れてかなり苦労した記憶があります。

この記事では、F1日本GPのチケット情報から座席の選び方、購入方法、アクセス、宿泊、当日の過ごし方、費用の目安まで、初めての方でも迷わず準備できるように網羅的にまとめました。これ1記事で日本GP観戦の計画が立てられる内容を目指しています。

  • 2026年日本GPの開催日程・タイムテーブルと鈴鹿サーキットの特徴
  • 全席種の価格一覧と初心者におすすめの座席
  • チケットの購入方法・アクセス・宿泊エリアの選び方
  • 観戦当日の過ごし方と予算別の費用目安

F1日本GP(鈴鹿)の基本情報

まずはF1日本GPの基本情報から押さえておきましょう。開催日程やタイムテーブル、そして鈴鹿サーキットがなぜ世界中のF1ファンに愛されているのかを紹介します。

2026年の開催日程とタイムテーブル

2026年のF1日本グランプリは、2026年3月27日(金)〜29日(日)の3日間で開催されます。正式名称は「FORMULA 1 ARAMCO JAPANESE GRAND PRIX 2026」で、2026年シーズン全24戦中の第3戦にあたります。

会場は三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキット(Suzuka International Racing Course)。コース全長5.807km、全18コーナー、決勝は53周で行われます。なお、2026年の日本GPではスプリントレースは開催されません。

日程セッション時間(日本時間)
3月27日(金)フリー走行1(FP1)11:30〜12:30
3月27日(金)フリー走行2(FP2)15:00〜16:00
3月28日(土)フリー走行3(FP3)11:30〜12:30
3月28日(土)公式予選15:00〜16:00
3月29日(日)決勝レース14:00〜(53周)

F1セッション以外にも、FIA F2などのサポートレースが金曜〜日曜にかけて行われます。また、土曜の夜には前夜祭やナイトピットウォークなどのイベントも開催されるため、金曜から3日間通しで楽しむのがおすすめです。

日本開催なので時差を気にする必要がなく、決勝は日曜14時スタートとテレビ観戦にも行きやすい時間帯。現地観戦でも日帰りが不可能ではないスケジュールです(ただし、しっかり楽しむなら1泊以上がおすすめ)。

鈴鹿サーキットの特徴と見どころ

鈴鹿サーキットは1962年に開業した、日本初の国際レーシングコースです。ホンダ創業者の本田宗一郎の決断により建設され、現在もホンダモビリティランド株式会社が所有・運営しています。F1日本グランプリは1987年から鈴鹿で開催されており(2007〜2008年のみ富士スピードウェイに移転)、開催契約は2029年まで延長が確定しています。

鈴鹿最大の特徴は、世界のF1サーキットの中で唯一の「立体交差8の字レイアウト」です。コース前半(東コース)は時計回り、後半(西コース)は反時計回りに走行し、立体交差で東コースが上を、西コースが下を通過します。この設計により右旋回と左旋回がバランスよく配置され、タイヤの摩耗が均等になるのが特徴です。

ドライバーたちが口を揃えて「最高のサーキット」と評する理由は、そのレイアウトの多彩さにあります。高速のS字コーナー、超高速の130R、テクニカルなヘアピン、そして最終シケインと、あらゆるタイプのコーナーが詰まっています。エンジン全開率が約66%とF1サーキット平均より高く、ステアリングを切らずに済む区間がほとんどないため、ドライバーの腕がタイムに直結する「ドライバーズサーキット」として知られています。

鈴鹿の名コーナー

  • S字コーナー(T3〜T5):鈴鹿の象徴。高速で左右に切り返す難所で、ドライバーの技術が最も問われる
  • ヘアピン(T11):最も低速なコーナーで、ブレーキング勝負のオーバーテイクが多発
  • 130R(T15):300km/h以上でほぼ全開で通過する超高速コーナー。鈴鹿を象徴する迫力満点のポイント
  • シケイン(T16〜T17):130Rからの超高速進入後に急減速。1989年のセナとプロストの接触事件の舞台

鈴鹿はF1の歴史に残る数々の名場面の舞台でもあります。1988年のセナの奇跡の逆転優勝、1989年のシケインでの接触事件、2000年のシューマッハの涙、2005年のライコネンの17番手からの大逆転など、ドラマチックなレースが繰り返されてきました。そうした歴史の重みを感じながら観戦できるのも、鈴鹿の大きな魅力ですね。

チケットの種類と価格【2026年版】

日本GPのチケットは席種が非常に多く、価格帯も幅広いのが特徴です。ここでは全席種の価格一覧と、初心者向けのおすすめ席を紹介します。

全席種の価格一覧

2026年日本GPのチケットは、自由席(西エリア券)から最上級のパドッククラブまで、幅広い席種が用意されています。以下は3日間通し券(金・土・日)の大人料金です(出典:鈴鹿サーキット公式サイト)。

東エリア(メインストレート〜ヘアピン)

席種エリア大人料金特徴
V2席グランドスタンド上段105,000〜126,000円最人気。屋根あり、ピットが見える
V1席グランドスタンド下段94,000〜98,000円コースに近い迫力。金網越し
A2席メインストレートエンド86,000円1コーナーへのブレーキングが目の前
B2席1〜2コーナー上段74,600円〜追い抜きバトルを俯瞰できる
A1席メインストレート63,000円〜ピットレーン出口付近
B1席1〜2コーナー下段63,000円1コーナー〜S字まで見渡せる
C席(Honda応援席)2コーナー〜S字42,000〜50,400円応援グッズ特典付き。U23半額
I席ヘアピン45,000円〜オーバーテイク多発。桜の木あり
H席110R40,000円高速コーナーの迫力
E席ダンロップコーナー35,000円〜テクニカルなコーナリング
D席S字〜逆バンク31,600円〜鈴鹿名物S字を間近で

西エリア(スプーン〜シケイン〜最終コーナー)

席種エリア大人料金特徴
Q2席シケイン(常設)88,000円高い位置から広い視界
R席最終コーナー60,000円ホームストレートへの立ち上がり
S席最終コーナー60,000円ファミリー専用ベンチ席
Q1席シケイン(仮設含む)52,600〜58,000円130R→シケインの急減速が目の前
M席【新設】スプーンカーブ28,000円2026年新設の仮設指定席
P席【新設】シケイン入口28,000円2026年新設。2万円台で指定席
G席130R・立体交差22,000〜28,000円超高速130Rを体感
O席【新設】西ストレート22,000円2026年新設の仮設指定席
西エリア券西コース全域(自由席)18,000円最安。自由に移動して観戦可能

その他のチケット

席種料金備考
木・金曜日券(2Day)11,000円3/26(木)・3/27(金)有効。アトラクション乗り放題付き
カメラマンエリア券63,000円〜撮影向けスペース
VIPスイート・プレミアム600,000〜700,000円グランドスタンド最上部
Formula 1 Paddock Club1,100,000円最上級体験

子ども料金は全席種共通で、小・中学生5,000円、3歳〜未就学児3,500円と非常にリーズナブルです。家族連れにも嬉しい価格設定ですね。

初心者におすすめの座席はどこ?

席種が多すぎてどれを選べばいいかわからない、という方のために、予算や目的別におすすめの座席を紹介します。

予算を抑えてF1の雰囲気を味わいたい → 西エリア券(18,000円)

最安のチケットですが、西コース全域を自由に歩き回れるのが魅力です。スプーンカーブ、130R、シケイン、最終コーナーと、鈴鹿の名物コーナーを次々に回りながら観戦できます。2026年はサーキットビジョンが3台増設されたので、レース展開も把握しやすくなりました。「まずはF1の雰囲気を体験してみたい」という初めての方には、最もコスパの良い選択肢です。

バトルを間近で見たい → I席(45,000円〜)

ヘアピンコーナーはフルブレーキングからの低速コーナーで、オーバーテイクが最も多いポイントの1つです。「何が起きているか」が初心者でもわかりやすく、ドライバー同士の駆け引きをダイレクトに楽しめます。3月開催の場合、ヘアピン周辺の桜が見頃を迎えていることもあり、F1と花見を同時に楽しめる贅沢な席です。

コスパ重視で迫力ある指定席 → Q1席(52,600〜58,000円)

130Rからの超高速進入→シケインでの急減速という、鈴鹿屈指のスペクタクルが目の前で繰り広げられます。隣のQ2席(88,000円)と近い眺望でありながら約3万円安く、コスパの面では最強クラスの席です。

最高の観戦体験を求めるなら → V2席(105,000円〜)

予算に余裕があるならグランドスタンド上段のV2席が最良です。スタート、ピット作業、フィニッシュのすべてが見え、屋根付きで雨天でも安心。大型ビジョンもあるのでレース展開を見逃しません。ただし最も人気が高く、発売直後に完売するので購入難易度は高めです。

家族連れ → S席(60,000円)

最終コーナーのファミリー専用ベンチシート。子ども料金が全席共通で小中学生5,000円と格安なので、家族での費用を抑えられます。

座席選びについてもっと詳しく知りたい方は、F1の座席の選び方の記事もあわせてチェックしてみてください。

2025年からの主な変更点

2026年の日本GPは、前年から座席レイアウトにいくつかの変更がありました。チケットを選ぶ際に知っておきたいポイントをまとめます。

2026年の主な変更点

  • 新設席が3つ追加:M席(スプーン)、O席(西ストレート)、P席(シケイン入口)が新たに指定席として登場。いずれも22,000〜28,000円と手頃な価格帯
  • G席全体とQ1席上段が指定席に拡大:以前は自由席エリアだった場所が指定席化され、確実に座れるように
  • C席が「Honda応援席」に:特典グッズ(フリースポンチョ)付き。U23(高校生〜23歳)は半額
  • 西エリアにサーキットビジョン3台増設:自由席エリアでもレース展開を追いやすくなった
  • 全体的に5〜16%の値上がり:西エリア券は16,000円→18,000円に。4年連続の値上げ傾向

特に注目なのがM席、O席、P席の新設です。西コースの20年以上ぶりの指定席化で、これまで自由席でしか観戦できなかったスプーンカーブやシケイン入口に確保された席で観戦できるようになりました。2万円台と手頃な価格帯なので、西エリア券より少し上のグレードで確実に座りたい方には良い選択肢ですね。

チケットの買い方と発売スケジュール

日本GPのチケット購入方法と発売スケジュールを解説します。人気席は発売初日に完売するため、購入手順を事前に把握しておくことが重要です。

MobilityStationでの購入手順

日本GPのチケットは、鈴鹿サーキット公式のオンラインショップMobilityStationticket.mobilitystation.jp)で購入します。ホンダモビリティランド株式会社が運営する公式販売プラットフォームです。

発売スケジュール(2026年の実績)

時期内容
2025年9月上旬アメリカン・エキスプレス会員限定先行販売(パドッククラブ)
2025年9月30日〜10月5日アメリカン・エキスプレス会員限定先行販売(指定席・西エリア)
2025年10月13日 11:00一般販売開始(全席種)
2025年12月21日 11:00前売駐車券・金曜日券の販売開始

購入の具体的な流れは以下の通りです。

ステップ1:事前にアカウント登録する

MobilityStationにアクセスし、アカウントを作成しておきましょう。メールアドレスの認証が必要なので、発売日の前日までに登録を完了しておくのが鉄則です。クレジットカード情報も事前に登録しておくと、当日の購入がスムーズになります。

ステップ2:発売当日にアクセスする

一般販売日の10:30〜10:59にMobilityStationにアクセスすると、仮想待合室に入れます。11:00の販売開始とともに順番に購入画面へ案内される仕組みです。

ステップ3:座席を選んで購入する

席種を選択し、ピンポイントで列番・席番号を指定して購入します。支払い方法はクレジットカード(American Express、VISA、MasterCard、JCB、Diners Club)またはセブン-イレブン店頭支払い。チケットは電子チケットかセブン-イレブン店頭発券で受け取れます。

注意:人気席は発売初日に完売します

2026年のレースでは、V2席やグランドスタンド系の上位席が一般販売当日にほぼ完売しました。希望の席がある方は、発売日に確実にアクセスできるよう準備しておきましょう。西エリア券は比較的残りやすい傾向です。

なお、MobilityStationにはチケットの公式リセール機能もあります。行けなくなった方が出品したチケットを購入できる仕組みで、完売後でもこまめにチェックするとチケットが出てくることがあります。アップグレード(席種変更)や年齢区分変更にも対応しています。

チケットが買えなかったときの選択肢

MobilityStationで希望のチケットが取れなかった場合でも、いくつかの手段が残っています。

まず確認したいのが、MobilityStationの公式リセールです。先述の通り、行けなくなった方がチケットを出品する仕組みがあり、レース直前まで出品されることがあります。定期的にチェックする価値はありますね。

次の選択肢が、Motorsport Ticketsです。Motorsport Ticketsは複数のサーキットから公認を受けているチケットリセラーで、日本GPのチケットも取り扱っています。MobilityStationとは別の在庫枠を持っているため、公式で完売していても見つかる可能性があります。英語サイトでの購入になりますが、全GPのチケットを1つのサイトで探せる利便性も魅力です。

公式完売でもチケットが見つかるかも

各サーキット公認のチケットリセラー。日本GPを含む全GPに対応。公式サイトとは別枠の在庫でチケットを取り扱っています。

Motorsport Ticketsで探す

※リンク先は英語サイトです

それでも見つからない場合は、StubHubでリセールチケットを探す方法があります。StubHubは世界最大級のチケットリセールプラットフォームで、個人が購入したチケットを再販売しています。リセールなので定価より高くなるケースが一般的ですが、FanProtect保証が付いているので、届いたチケットが無効だった場合は全額返金または代替チケットの手配を受けられます。座席をピンポイントで選べるのも強みですね。

どうしても行きたいなら

世界最大級のチケットリセールサイト。FanProtect保証付きで、完売した日本GPチケットも見つかることがあります。

StubHubで探す

※定価より高額になる場合があります

チケットの購入先ごとの手数料や安全性の比較については、F1チケットの買い方ガイドで詳しく解説しています。

アクセス方法

鈴鹿サーキットへのアクセス方法を、出発地別にまとめました。電車・シャトルバスが最も一般的ですが、車でのアクセスも可能です。

東京・大阪・名古屋からの行き方

鈴鹿サーキットへのメインルートは、近鉄白子駅からシャトルバスを利用する方法です。各都市からの所要時間と費用をまとめます。

東京から(約3時間〜3時間30分)

東京駅から東海道新幹線で名古屋駅へ(約1時間40分)、名古屋駅から近鉄特急で白子駅へ(約40分)、白子駅からシャトルバスでサーキットへ(約20分)というルートが定番です。片道の交通費は約13,000〜15,000円、往復で約26,000〜31,000円が目安。東京駅6:00発の新幹線に乗れば、9:30頃にはサーキットに到着できます。

大阪から(約2時間〜2時間30分)

大阪難波駅から近鉄特急で白子駅へ(約1.5〜2時間)、そこからシャトルバスでサーキットへ。片道の交通費は約3,500〜4,500円、往復で約7,000〜9,500円と、東京からに比べてかなりリーズナブルです。新大阪発着の予約制直行バス(往復9,500円)も運行されています。

名古屋から(約1時間〜1時間30分)

近鉄名古屋駅から特急で白子駅へ(約40分)、シャトルバスでサーキットへ。片道の交通費は約2,000〜2,500円と最も手軽です。F1開催日には近鉄の臨時特急列車が増発されるので、本数も十分あります。JR名古屋駅発の予約制直行バス「サーキットEXPRESS」(往復10,000円)も利用可能です。

出発地所要時間片道の費用目安往復の費用目安
東京約3〜3.5時間約13,000〜15,000円約26,000〜31,000円
大阪約2〜2.5時間約3,500〜4,500円約7,000〜9,500円
名古屋約1〜1.5時間約2,000〜2,500円約4,000〜5,000円

白子駅からのシャトルバス

近鉄白子駅からサーキットまではシャトルバスが運行されています。F1開催時のメインの移動手段で、ほとんどの観客がこのバスを利用します。

シャトルバスの基本情報

  • 料金:片道410円(交通系ICカード利用可)
  • 所要時間:約20〜25分
  • 予約:不要(当日並ぶだけ)
  • 運行:バス専用レーンにより渋滞を回避

行きは比較的スムーズですが、帰りの混雑には要注意です。特に日曜の決勝後は乗車待ちの列が非常に長くなり、過去には1〜2時間待ちになった実績もあります。対策としては、決勝終了後すぐに帰ろうとせず、サーキット内のイベントやグッズショップで1〜2時間ほど時間を潰してからシャトルバスに並ぶと、待ち時間がかなり短縮されます。

白子駅以外では、鈴鹿サーキット稲生駅(伊勢鉄道)からも徒歩約25分でアクセス可能です。津駅方面から来る場合は稲生駅を使うと混雑を避けられるメリットがあります。

車でのアクセスと駐車場

車でのアクセスは、東名阪自動車道の鈴鹿ICからサーキットまで約20分です。ただし、車で行く場合はいくつかの注意点があります。

まず、F1開催日(木〜日)は前売駐車券が必須で、当日の駐車場販売はありません。公式駐車場の前売駐車券は12月下旬から販売開始されますが、こちらも人気が高く完売が早いです。2026年は全種完売しています。

公式駐車場の価格は、P5・P7(1日券)の8,000円からP3(3日間・VIP席限定)の26,000円まで幅があります。公式が取れなかった場合は、サーキット周辺の民間駐車場(3日間で8,000〜15,000円程度)を利用する手もあります。

もう1つの注意点が渋滞です。F1開催時は周辺道路が大渋滞し、特に日曜の決勝後は駐車場から出るのに1時間以上かかることもあります。車で行く場合は、朝早く到着して帰りは時間をずらす、という心構えが必要ですね。

宿泊ガイド

F1日本GPを存分に楽しむなら、現地に宿泊するのがおすすめです。宿泊エリアの選び方と予約のコツを紹介します。

おすすめの宿泊エリアと相場

鈴鹿サーキット周辺には大型ホテルが少なく、F1開催時は宿泊先の確保が最大の課題になります。主な宿泊エリアの特徴と相場をまとめました。

宿泊エリアサーキットまでF1開催時の相場(1泊)特徴
白子駅周辺シャトルバス20分8,000〜23,000円アクセス最便利。予約困難
津駅周辺電車+バス約50分6,000〜24,000円穴場。白子駅と稲生駅の両方にアクセス可
四日市駅周辺電車+バス約50分8,000〜28,000円飲食店充実。ホテルの選択肢多い
名古屋駅周辺電車+バス約1.5時間8,000〜20,000円ホテル最多。やや遠いがアクセスは安定

個人的におすすめなのが津駅周辺です。白子駅と鈴鹿サーキット稲生駅の両方にアクセスできるので、帰りの混雑を避けるルートを選べる柔軟性があります。鈴鹿周辺に比べて予約も取りやすく、相場もやや控えめです。

名古屋泊はホテルの選択肢が圧倒的に多く、飲食やショッピングも充実しています。ただし、サーキットまで1.5〜2時間かかるのがデメリット。朝の移動に余裕を持たせる必要があります。新幹線の利用者で前後泊する場合は、名古屋に泊まるのが効率的ですね。

なお、鈴鹿サーキット内にはキャンプサイトもあります。3泊4日で68,500円〜と安くはないですが、サーキット至近で天然温泉「THE SPA」も利用できるユニークな選択肢です。

ホテル予約のコツ

F1開催時のホテルは通常の2〜3倍に高騰し、しかも早期に埋まります。確実に宿泊先を確保するためのコツをお伝えします。

最も重要なのは、F1の開催日程が発表されたらすぐにホテルを予約することです。開催日程は通常、前年の秋頃にFIAから発表されます。その時点で主要なホテルの予約争奪戦が始まるので、遅くとも3〜6ヶ月前には押さえておきたいですね。

おすすめの戦略は、キャンセル無料プランで仮押さえする方法です。Booking.comやExpediaではキャンセル無料のプランが多いので、とりあえず予約しておいて、より条件の良いホテルが見つかったら差し替えるという使い方ができます。F1チケットの購入前でも、先にホテルだけ押さえておくのが安心です。

サーキットに最も近いホテル(平田町周辺)は、F1関係者や常連に押さえられていることが多く、一般客は確保が非常に困難です。無理にサーキット至近にこだわるよりも、白子駅や津駅周辺で確実に予約を取るほうが現実的ですよ。

観戦当日の過ごし方

チケットとアクセスが確保できたら、あとは当日を楽しむだけです。サーキット内の施設やイベント、持ち物のポイントを紹介します。

サーキット内の施設とイベント

鈴鹿サーキットのゲートオープンは、金〜日曜が8:00(土日は事前誘導が7:00〜)です。F1セッションまで時間があるので、サーキット内のイベントや施設をたっぷり楽しめます。

GPスクエア(F1 FANZONE)はサーキット内の中心的なエリアで、FANZONEステージではドライバーのトークショーやライブイベントが開催されます。2026年は土曜にLiam Lawson、Lando Norris、Oscar Piastri、Carlos Sainzらが出演。F1ドライバーを間近で見られる貴重な機会です。

食事は80以上のフード店がGPスクエア周辺に出店します。鈴鹿とんてき、伊勢うどん、松阪牛焼肉弁当といった三重県のご当地グルメから、CoCo壱番屋やピザーラなどのチェーン店まで幅広いラインナップ。価格は500〜3,380円程度です。各スタンド周辺にも専用フードスタンドがあるので、席を離れずに食事を買うこともできます。

飲食物の持ち込みについて

会場内への飲食物の持ち込みは原則禁止です。ただし、空のマイボトル(再利用可能な水筒)は持ち込み可能で、会場内の給水所で水を補給できます。テントの持ち込みも禁止されています。

土曜の夜は見逃せないイベントが目白押しです。16:45〜18:10には前夜祭がグランドスタンド前の特設ステージで開催され、佐藤琢磨のゲストトークなどが行われます。17:15からは中学生以下対象のキッズピットレーンウォーク、18:00からはナイトピットウォーク・ストレートウォークがスタート。普段は入れないピットレーンやメインストレートを歩ける、F1ファンにはたまらない体験です。

グッズはFANZONE内のオフィシャルショップで購入できます。各チームの公式ウェア・キャップに加え、鈴鹿サーキットオリジナルグッズも。人気アイテムは早々に売り切れるので、気になるものがあれば早めにチェックしておきましょう。

持ち物と服装のポイント

3月下旬の鈴鹿は、日中の最高気温が15〜19度、朝晩の最低気温が5〜6度と寒暖差がかなり激しいのが特徴です。伊勢湾に近く海風が吹き込むため、体感温度はさらに低くなることも。「日差しは夏、影は冬」という表現がぴったりの気候ですね。

服装は「玉ねぎスタイル」(レイヤリング)が基本です。薄手のインナー、フリースやパーカーなどの中間着、防風機能のあるアウターの3層構成がおすすめ。日中暖かくなったらアウターを脱ぎ、日が落ちたらすべて着込む、という対応ができるようにしておきましょう。

持ち物チェックリスト

  • 必須:スマートフォン(チケット表示用)、モバイルバッテリー、現金、レインコート/ポンチョ(傘はNG)、防風アウター、帽子、日焼け止め
  • あると便利:折りたたみシートクッション(硬い椅子対策)、双眼鏡、空のマイボトル、ビニール袋(荷物保護用)、使い捨てカイロ
  • あると楽しい:FMラジオ+イヤホン(場内放送が聞こえない席向け)、サインペン(ドライバーのサイン用)

特に重要なのがモバイルバッテリーレインコートです。F1開催時は数万人がサーキットに集まるため電波が混雑し、スマホの電池消耗がとても激しくなります。電子チケットの表示にスマホが必要なので、モバイルバッテリーは必須アイテムです。また、3月の鈴鹿は天候が不安定で急な雨があり得ます。観客席での傘の使用はNGなので、レインコートやポンチョを必ず持参してください。

費用の目安

最後に、日本GP観戦にかかる総費用の目安をプラン別にまとめました。

プラン別の総費用まとめ

東京発・2泊3日を想定した、予算別の総費用をまとめます。

項目節約プランスタンダードプランゆとりプラン
チケット代18,000円(西エリア)50,000〜70,000円(I席・Q1席)105,000〜126,000円(V2席)
交通費(東京発・往復)26,000円28,000円30,000円
宿泊費(2泊)16,000円30,000円50,000円
食費・雑費(3日間)10,000円20,000円40,000円
合計約70,000円約130,000〜150,000円約225,000〜250,000円

大阪発の場合は交通費が約7,000〜9,500円(往復)に下がるため、上記から約17,000〜22,000円ほど安くなります。名古屋発なら交通費は約4,000〜5,000円(往復)なので、さらにリーズナブルです。

こうして見ると、節約すれば7万円台から、スタンダードなプランで13〜15万円で日本GP観戦が可能です。海外GPと比べると圧倒的にコスパが良く、国内旅行の延長で行けるのが日本GPの大きな魅力ですね。F1観戦の費用について詳しく知りたい方は、F1観戦の費用まとめの記事もあわせてご覧ください。

F1の現地観戦は、テレビでは味わえないエンジン音の振動、タイヤの焦げた匂い、観客の歓声が一体となった体験です。鈴鹿は世界中のドライバーが「お気に入りのサーキット」に挙げる場所であり、日本にいながらその最高峰のレースを体感できるのは本当に贅沢なこと。この記事が、あなたのF1日本GP観戦の第一歩になれば嬉しいです。

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